よく知っている動物たちも、じつは知られざる雑学の宝庫。
「この動物にこんな秘密が!?」とビックリするような話を集めました。
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意外な一面!驚きのおもしろ動物雑学

最近はテレビでも動物番組って犬・猫ばっかりですからね~。
あっと驚くような、新鮮な動物雑学が知りたいです!

今回はいろんな動物の雑学を紹介するぞ。
期待しておくのじゃ。
カモノハシには毒がある
見た目、生態ともに摩訶不思議なカモノハシですが、じつは毒まで持っています。
毒は後ろ足のツメから分泌されており、犬くらいの大きさの動物なら、死に至るほどの強い毒性があります。

カモノハシってあの哺乳類なんだか鳥なんだか、よくわからない生き物ですよね…
まさか毒まであったなんて…!

ちなみに、毒があるのはオスのカモノハシだけじゃ。

人間が刺されても死ぬことはないが、患部はひどく痛んで、数週間~数カ月は痛みに苦しむと言われているぞ。

ひえ~…あんな平和そうな見た目をしといて、とんだ刺客ですね。
カピバラは時速50㎞で走る
のんびりしたイメージの強いカピバラですが、敵に襲われた時には、信じられないくらい俊敏な動きを見せます。
その時の速度はなんと時速50㎞。

陸上の金メダリストのトップスピードでも、時速45㎞くらいじゃからの。
一般人と比べると、カピバラの方がはるかに速いんじゃぞ。

あんなボーっとした見た目で、時速50㎞なんて…信じられない…!!

モグラは半日で餓死する
モグラの食糧となるのは、土の中のミミズや昆虫の幼虫など。
1日に自分の体重の60%~100%くらいの量を食べると言われています。
しかしモグラはすこぶる燃費が悪いので、それだけ食べていても、半日何も食べないでいると、餓死してしまうんです。
穴を掘るのに相当のエネルギーを使ってしまうんだとか…。

人間だったら、体重60㎏の人が1日に36~60㎏の食べ物を食べても、半日でエネルギーが尽きてしまうということじゃな。

まずそんなに食べられないし、そこまで食べても餓死するって…燃費悪すぎでしょう…。

ちなみに、モグラが穴を掘る速度は、1分間に30㎝くらいじゃ。

おっ、遅すぎぃ…!!!
カモシカはシカではなくウシの仲間
カモシカという動物は、その名前からシカの仲間だと思われがち。
しかし生物学的には、カモシカはシカ科ではなくウシ科に分類されています。

完全にシカの仲間だと思ってました。

ウシ目ウシ亜目ウシ科のヤギ亜科に属しているんじゃよ。

確かに言われてみれば、見た目もシカっていうよりヤギって感じがしますね。

…そういえば、すらっと長くてきれいな脚のことを「カモシカのような脚」って言うじゃないですか。

実際のカモシカって、全然美脚じゃないですよね。

「カモシカのような脚」というのは、カモシカを漢字で書いた「羚羊」からきているんじゃよ。
カモシカは漢字で「羚羊」と書きますが、これを「レイヨウ」と読む場合は、インパラやガゼルなどのアンテロープというグループの動物を指します。
つまりインパラやガゼルのような長い脚=羚羊のような脚=カモシカのような脚ということで、すらりとした脚を「カモシカのような脚」と呼ぶようになったのです。

これが本当の「カモシカ(羚羊)のような脚」

カモシカって…何もかもがややこしいですね!
クジャクは英語で「peafowl(ピーファウル)」
クジャクを英語で言うと「Peacock(ピーコック)」…だと思っている人が多いのではないでしょうか。
じつはクジャク全体を指す場合は、ピーコックではなく「peafowl(ピーファウル)」。
ピーコックは、オスのクジャクに対してだけの呼び方です。

ちなみに、メスのクジャクはpeahen(ピーヘン)って言うんじゃぞ。

①オスの呼び方(ピーコック)
②メスの呼び方(ピーヘン)
③オスメス両方の呼び方(ピーファウル)
の3つの呼び方があるってことですね。
リスのしっぽは取れる
敵に襲われた時、しっぽを切って逃げる生き物と言えば、トカゲが思い浮かびます。
しかしじつは、リスも敵に襲われた時の最終手段として、しっぽを切って逃げることがあるんです。
ただしトカゲとは異なり、一度切れてしまうと、もう二度と生えてきません。

リスのしっぽってとれるんですか!?
めっちゃくちゃ痛そう…。

強く引っ張ったりしても取れてしまうことがあるからな。
リスを見かけたりしても、絶対にしっぽを強くつかんじゃダメじゃぞ。
コアラは水を飲まない
コアラという名前は、現地の言葉で「水を飲まない」という意味です。
コアラは基本的に、唯一の食糧であるユーカリからしか水分を摂りません。
ちなみに、ユーカリには毒がある上にカロリーが低く、消化に時間もかかるため、コアラは1日のうち20時間以上を寝て過ごしています。

でも、オーストラリアの森林火災のニュースで、ペットボトルから水をもらっているコアラを見ましたよ?

そりゃあ極度の脱水状態という緊急事態だからじゃよ。

じゃがコアラは水をゴクゴクと飲むことに慣れていないから、下手をすると肺に水が溜まって、溺死してしまうこともあるんじゃ。

緊急事態でコアラに水をやらなければいけない時は、お皿に入れるなどして、下を向いた状態で少しずつ飲めるようにしてあげることが大切じゃ。
ナマケモノは動きすぎると死ぬ
普段全く動かないナマケモノですが、じつは激しく運動をすると死んでしまいます。
あまり動かなくても生きていけるよう省エネ仕様の体になっているので、激しく動くと体温が上がりすぎてしまうのです。
そのため、基本的に木から降りるのは、排せつをするときだけです。(それも週一ペース)

動くと死ぬって…本当に「ナマケモノ」という名前が、ここまでピッタリな生き物は他にいないですよ。

究極の省エネアニマルじゃな。
これも進化の最終形の一つなんじゃないじゃろうか。
ナマケモノは満腹でも餓死する
もう一つナマケモノ雑学。
体温が上がりすぎても死んでしまいますが、逆に気温が低くても動かずにいると、体温が低下しすぎてしまいます。
そして体温が低下すると、食べたものの消化を助ける細菌の働きが悪くなってしまい、満腹なのに食べ物が消化できずに餓死してしまうそうです。

体温が上がりすぎても、低すぎてもダメ…。
「何にも動じない」なんて顔をしてますけど、かなりデリケートな生き物なんですね。

ナマケモノは「動かない」ことで生き残ってきた動物じゃから、「変化」に弱いということじゃな。
ハリセンボンの針は千本もない
ハリセンボンなのだから千本くらい針があるのだろう…というのは間違い。
確かに千本もありそうな見た目ですが、実際には500本くらいしかありません。

意外と少ないんですね。
オシドリは毎年パートナーが変わる
仲の良い夫婦を表す「オシドリ夫婦」という言葉にあるように、オシドリはとても夫婦仲が良い鳥です。
しかしそれはヒナが生まれるまでのワンシーズンのみで、次の年になると、お互いに違うパートナーを見つけて子作りをするのです…。

オシドリの本当の生態を知ったら、「オシドリ夫婦ですね!」って言われても、素直に喜べませんね…。

鳥の中でもハヤブサなんかは、片方が死ぬまで同じパートナーと過ごすんじゃ。

ということは、本当に最後まで仲がいい夫婦は「ハヤブサ夫婦」…。

なんか仲が良さそうなイメージが全くわかないので、やっぱり「オシドリ夫婦」でいいです。
ゴリラのドラミングは「グー」ではなく「パー」
ゴリラのものまねと言えば、胸をたたく「ドラミング」をする人が多いですよね。
そして大半の人が、手をグーにして胸をたたいていますが、これは間違い。
本物のゴリラのドラミングは、グーではなくパーで行われます。

グーでたたくよりも、パーでたたく方が音が大きく響くんじゃ。

ゴリラのドラミングは、2㎞先まで届くとも言われておるぞ。
馬は法律上では「軽車両」
法律上、馬は自転車や人力車と同じく「軽車両」として扱われます。
そのため道路を走ってもOK。
ただし軽車両と同じ扱いということは、当然ですが飲酒乗馬やスピード違反には罰則があります。

いや~しかし、交通ルールを守っていたとしても、馬が道路を走っていたらギョッとしますよね。

馬だけじゃなく、牛も軽車両扱いになるぞ。

言われてみれば…自動車なんかない昔は、馬車とか牛車が主流でしたもんね。
クリオネは貝の仲間
魚とも何とも言えない不思議な見た目をしているクリオネですが、正式名称は「ハダカカメガイ」で、じつは貝の仲間。
天使のような見た目ですが、食事時は頭のような場所がパカッと割れて、バッカルコーンと呼ばれる触手を出して獲物を捕らえます。

なんか正式名称も可愛くないし、捕食シーンなんか完全にエイリアンじゃないですか…。
ウミガメの性別は卵時代の温度で決まる
人間だと受精卵ができた時点で性別はすでに決定していますが、ウミガメの性別は卵が育った時の温度によって性別が変わります。
卵が埋まっている砂の温度が28℃以下だとオス、30℃以上だとメスが生まれる確率が高くなります。(29℃だと半々くらい)
しかし近年は地球温暖化の影響で、オスに対してメスが多くなってしまっているんだとか…。

他にもワニやトカゲなどの爬虫類も、温度によってオスになるかメスになるかが変わるんじゃ。

それじゃあ地球温暖化って、爬虫類にとってかなり深刻なんですね…。
サイのツノは骨ではなくて毛
大きなツノが特徴のサイですが、これは骨ではなく毛が固まってできたもの。
まぁ厳密に言えば、人間でいう髪の毛やツメと同じ「角質」です。
そのため一度折れてしまっても、時間が経つとまた伸びてきます。

ただの角質で、あんなに大きくて硬そうなツノができるもんなんですね…。

しかも爪や毛と同じじゃから、折れたり削れたりしない限りは、ずっと伸び続けるんじゃぞ。
ダチョウの脳は目玉よりも小さい
ダチョウはとても視力の良い鳥で、5㎞先のものまで見えると言われています。
そんなダチョウの目玉は、直径5㎝、重さ60g。
それに対して脳みそは…たったの40gしかありません。
ダチョウは頭自体も小さめですが、その大半は脳ではなく目玉だということになります。

確かにダチョウって体は大きいのに、頭はめちゃくちゃ小さいですね。

それにしても、目玉よりも脳みそが小さいなんて…。
ブタの体脂肪率は15%
太っている人のことをブタ呼ばわりしたりしますが、じつはブタの体脂肪率は15%ほど。
成人男性の平均的な体脂肪率は17%前後と言われていますから、ブタから見れば人間の方が脂肪の多いたるんだ生き物…ということになります。

わ、私よりもだいぶ少ない…

ちなみに野生の豚は、体脂肪率10%ほどじゃ。
人間で言えば、トップアスリート並みの体脂肪率じゃぞ。
ラクダのコブの中身は水ではなく脂肪
ラクダのコブの中には、水が入っているというイメージがありますよね。
しかしコブに溜まっているのは水ではなく、脂肪。
コブの脂肪はエネルギー源となる他、体温の上昇を防ぐ断熱材の役割があります。

ラクダのコブの中には、絶対に水が入っていると思ってました…。

ラクダは一度に80リットルの水を摂取できるからの。
その水をコブにためているのではないかと思うのも当然じゃな。
ジュゴンの食費は年間2000万円
ジュゴンは水族館の中で、最も食費のかかる動物です。
その食費はなんと年間2000万円!
ジュゴンは新鮮なアマモしか食べないので、輸送費を含めるとこんな値段に…。

2000万円!?

1日分が5万5千円・・・1日分が我が家の1か月分と同じ…

ちなみに、動物園で一番食費がかかるのはコアラじゃ。

コアラもユーカリしか食べないし、しかも好みのユーカリじゃないとダメときとる。
輸送費やら栽培にかかる費用もろもろで、年間1000万円近く必要なんじゃ。