「地震大国」と呼ばれている日本。
確かに日本に住んでいると、必ず何度かは地震に遭遇したことがあるはずです。

ついこの前も、震度3くらいの地震があったよね~。

日本にいるとそのくらいの地震ってそんなに珍しくないですけど、他の国と比べて、日本でどのくらい地震が起きているのか知ってますか?

う~ん…他の国の1.5倍くらい?

じつは世界の大きな地震の20%は、日本で起きているっていわれてるんですよ。
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強い地震の20%は日本で起きている
地震が起こるのは、日本に限ったことではありません。
しかし日本が「地震大国」と呼ばれる理由、それは…
世界で起きるマグニチュード6.0以上の地震は、20%以上が日本で起きている
からです。
(参考:内閣府防災白書)

でも20%っていう数字だけ見ると、そこまで多いようには思えないけど…。

よく考えてください!
日本って、ものすごくちっちゃいですよね!?国土面積ランキングでは、200か国中61位ですよ!

面積世界1位のロシアと比べると、45分の1しかないんです!
そんな小さな国に、世界の大きな地震の20%が集中してるんですよ!?

ドッジボールで200人もターゲットがいるのに、強い球の5回に1回は自分に飛んでくるって考えたら…「狙いすぎじゃない!?」って思わないですか!?

ま…まぁ、そうだね。

ちなみに震度1~2程度の地震だったら、毎日日本のどこかで起きているとも言われているんですよ!
マグニチュード6.0の地震の強さ

マグニチュード6.0以上…強い地震なんだろうなってことはわかるけど、もっとわかりやすく言うと、どくらいの規模の地震のことを言うの?

マグニチュードというのは地震のエネルギーの大きさを表すものなんですが、マグニチュード6.0は原子爆弾が爆発した時と同じくらいのエネルギーだと言われています。

そりゃ相当なエネルギーだわ…。

ちなみにマグニチュードは1上がるごとにエネルギーが32倍になりますから、マグニチュード7.0とか8.0になると、もう信じられないレベルのエネルギーです!
震度とマグニチュードの違い
私たちが普段、地震の大きさを表すときに使うのは「震度」です。
震度は揺れの強さを表す言葉なので、数字が大きければ大きいほど揺れが強い、というのは常識ですよね。
しかし、「マグニチュードが大きい=震度が大きい(大きく揺れる)」というわけではないのです。

ん?エネルギーが大きいと、当然揺れも大きくなるんじゃないの?

単純に考えたらそうですけど、揺れの強さはエネルギーの大きさだけでは決まりませんから。

震源地からの距離や地盤の固さなど、様々な要因によって震度は変わるんですよ。

う~ん、わかるようなわからないような…。

例えば大声でしゃべっている人がいるとして、その人のすぐ近くにいるとかなりうるさく感じますよね?
でも音量が同じでも、自分が離れた場所にいれば、それほどうるさく感じません。

それに近くにいたとしても、耳栓をしたりすれば、うるささは軽減されますよね。
それと同じです。

なるほどね~。
そう考えるとわかりやすい。
マグニチュードが大きいと震度も大きくなりやすいというのは確かですが、震源地から離れた場所や、地盤のしっかりした場所では、それほど揺れないということです。
同じマグニチュード6.0の地震でも、震度3ほどの場合もあれば、もっと強い揺れになる場合もあるってことですね。
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なぜ日本では地震が起きやすいのか
世界では「人生で一度も地震に遭遇したことがない」という人がいる国もあります。

外国人が日本で震度2くらいの地震に遭遇すると、「なんで日本人は平然としてるの!?」ってビックリするっていうよね。

なんで日本では、こんなにたくさん地震が起きちゃうんだろう?

それは場所のせいですね!
日本はプレートの境目に乗っている
地震は、地球表面を覆うプレート同士がぶつかる摩擦により起こります。
一方のプレートがもう一方のプレートの下に潜り込もうとして、歪みが限界に達すると、一気に跳ね返って大きな地震が起きてしまうのです。

地球上には、どのくらいのプレートがあるか知ってますか?

10枚くらい?

正解は14~15枚です。
じつはそのうち4枚のプレートの境目が、日本付近に集まってるんですよ。

日本付近は、さながらプレートのスクランブル交差点ってところですね。

しかも日本は、スクランブル交差点に乗っかってる状態です。

そりゃあ地震もバンバン起きるわな。
日本以外の地震大国

ここまでは日本のことばかり説明してきましたけど、日本以外で地震が多い国っていうのも、意外とたくさんあるんですよ。

例えばですね…
・トルコ
・メキシコ
・エクアドル
・パキスタン
・インド
・トルコ

これらの国では、どこも甚大な被害が出た大地震が起きています。

共通するのはやっぱり、どの国もプレートの境目が近くにある、っていうところですね。

こればっかりは、「プレートをよけて国を作ろう」ってわけにはいかないもんね。

「地震を未然に防ぐ」ことは無理だから、やっぱり起こってからの対策をしっかり考えておかないとね。
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まとめ
日本に住んでいる以上、地震との縁は切っても切れません。
地震の怖い所は、いつ来るかわからないところです。
世界の大きな地震の20%は日本で起こっているという事実をしっかりと受け止めて、いざという時のために備えておきましょう。

地震・雷・火事・親父なんて言葉がありますけど、正直この中ではやっぱり地震が飛びぬけて怖いですよ!

むしろ、なぜ地震と親父が同列にされているのか…って、ちょっと疑問だよね。

親父って、全然怖くないですもんね。

(…山森先生、サクラちゃんには甘々だからな~)