湖と沼と池、その違いが、あなたはわかりますか?

大きいのが湖で、ドロドロしたのが沼で、それ以外が池?

間違いではないですけど、正解でもないですね!!

相変わらず、気持ちいいくらい一刀両断にしてくれるね…。

ざっくりと分けると、一定以上の大きさがあるものが湖、水草がたくさん生えているものが沼、それ以外のものや人工的に作られたものが池です!
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湖と沼と池の違い

じつは湖と沼と池って、明確に区別されているわけじゃないんですよ。

え?でもさっき、大きさとか水草とかで違うって言ってたじゃない。

それは一般的な基準の内の一つ、といったところですね。

まぁまずは、この一般的な基準による違いってのを詳しく説明していきます!
湖

まず湖というのは、池や沼よりも大きくて深いものを言います!
湖と呼ぶためのざっくりとした基準は、以下の通りです。

②③は何となくわかるんだけど、①の「中央部分にまでは沿岸植物が生えていない」っていうのは?

中央部分にまで沿岸植物が生えている…つまりにびっしりと植物が生えているようなものは、後でも説明しますが、湖ではなく沼になるんです!
沼

次に沼というのはですね、湖よりも小さくて水深が浅いもののことを言います。

ん…?
ちょっと気づいちゃったんだけど…。

「底なし沼」ってあるじゃない?
でも植物が全体に生えているのが沼ってことなら、沼と呼ばれている以上、底があるってことだよね?

おっ、いい質問ですね!

じつは底なし沼って本当に底がないわけじゃなくて、底に泥が堆積していて、一度はまるとどんどん沈んでしまって抜け出せないもののことを、そう呼んでいるんですよ。

例え底があったとしても、怖さには変わりがない…か。

ちなみに、もしも底なし沼にはまってしまったら、じたばたするのは逆効果ですからね。

動きは最小限にして、できるなら体を横倒しにして体重がかかる面積を大きくすると、沈むスピードを抑えられますよ。
池

大きいのが湖、小さいのが沼ってことは…池って何?

池というのは、人工的に作られたもののことなんです!

つまり池というのは、植物の有無などは関係なく、湖よりも小さくて人工的に作られたものが、そう呼ばれているんです!

でもさ、人工的に作られたダムでできたものでも、ダム湖って呼ばれてたりするじゃん?

初めにも言いましたが、ここで紹介しているのは、より一般的とされている基準の一つです。

明確的な決まりがあるわけではないので、人工的な「沼」だってありますし、浅くて小さいのに「湖」って呼ばれているものもありますよ。

「沼」よりも「湖」の方がイメージがいいなってことで、名称が変えられたりもしますしね!
だから人工的なのに「湖」でもOKなんです。
泉

ついでにもう一つ気になったんだけど、「泉」はどう違うの?

泉というのは水が溜まっている場所のことを言うのではなくて、水が湧き出ているところのことを言うんです!

結果として湧き出た場所で水が溜まることが多いので、湖や池と混同されがちですけどね。
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まとめ

ちなみに日本最大の湖は琵琶湖ですが、世界最大の湖って、どこか知ってます?

全然知らないなぁ。

答えは「カスピ海」です。

え!?カスピ海って海じゃないの!?

塩湖だしはるか昔は海だったから「海」で間違っているわけではありませんが、現在は海とつながっているわけでもないし、れっきとした湖なんですよ。

ほんと、名前なんて当てにならないんだねぇ…。