ジューシーなひき肉がたっぷり入った、トマト系パスタソースと言えば…あなたは何を思い浮かべますか?
おそらく「ミートソース」もしくは「ボロネーゼ」のどちらかですよね。
なんとなくミートソースは子供向け、ボロネーゼは大人向けという印象がありますが、具体的にはどんな違いがあるのでしょうか。

ミートソースって、直訳すると「肉のソース」でしょ。
とりあえずお肉がたっぷり入っていて、トマト系のソースだったら、全部「ミートソース」でいいんじゃないですか?

それ、「小麦粉の衣をつけて揚げているんだから、フライドチキンもとり天も同じものでしょ?」って言っているようなものよ。

うっ…!
そう言われると、なんか釈然としない感じが…。

でしょう?それと同じよ。
ミートソースとボロネーゼの大きな違いは、
・作り方
・使われているパスタ
この2点なの。
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ミートソースとボロネーゼの違い
ボロネーゼは、イタリアのボローニャ地方発祥のソース。
それに対して、ミートソースは戦後にアメリカから持ち込まれたボロネーゼを、日本風に改良したものが発祥です。
そのため、作り方や材料に違いが生まれたのです。
ボロネーゼの特徴
ボロネーゼは、玉ねぎやセロリなどの香味野菜とひき肉を、ワインでじっくりと煮込んだソース。
一般的にボロネーゼと言えば「トマトソース」というイメージがありますが、実際はトマトは仕上げに少量加える程度です。
そのためトマトソースというよりは、デミグラスソースのような、肉や野菜の味わいが濃いソースに仕上がっているのが特徴。

ひき肉も初めにじっくりと焼いて、ある程度かたまりを残しつつ、しっかりと肉の存在感が感じられるように仕上げるのよ。

だからソースというよりは、「そぼろ和え」のような感じになるわね。
ミートソースの特徴
ワインで煮込むボロネーゼに対して、ミートソースは野菜やひき肉をトマト(ペーストやソース)で煮込むというのが大きな違いです。
そのためボロネーゼに比べるとトマトの味がしっかりと感じられ、さらにケチャップや砂糖を加えるレシピも多いため、甘くて日本人好みの味となっています。

確かにミートソースって、「ミートソース」って名前の割には、肉よりもトマトソース部分の主張が強いイメージがありますね。
ミートソースとボロネーゼの麺の違い
厳密に「このソースにはこの麺!」と決まっているわけではありませんが、一般的に、ボロネーゼと言えば「タリアテッレ」、ミートソースでは「スパゲッティ」が使われることが多いです。

タリアテッレって、どんな麺でしたっけ。

タリアテッレは、幅5㎜前後の平打ちパスタよ。

「フェットチーネ」とは違うんですか?

それについてはこっちの記事で詳しく説明しているから、時間があれば読んでみるといいわ。
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まとめ
ミートソースとボロネーゼ、「ひき肉を使ったパスタソース」というざっくりとしたイメージは共通していますが、実際に食べ比べてみると、見た目も味も結構違うものだなということがわかります。

ボロネーゼは大人向け、ミートソースは子供向けってイメージが強かったのは、ボロネーゼはワインが使われていて、ミートソースはケチャップや砂糖が使われているからだったんですね。

私の好みは断然、ボロネーゼね。

お~、さすがに大人ですね。
なんたってもう、四捨五入したらアラフォーだs…

切り捨てならまだアラサーよ。