焼き鳥の「ねぎま」の「ま」って何?

焼き鳥,ねぎま 食べ物雑学
食べ物雑学

焼き鳥の定番の「ねぎま」

普段は特に何も考えずに「ねぎま」と呼んでいますが、ふと「なんでねぎまっていう名前なんだろう?」と疑問に思ったことはありませんか?

 

えりこ
えりこ

長年の疑問だったんですよね~。

ねぎと鶏肉なのに、なんで「ま」なんだろうな…って。

えりこ

他は「もも」とか「かわ」とか部位の名前だから、「ま」ももしかして、どこかの部位の名前なのかな?

えりこ

”ま”…股…とか…

食田マキコ
食田マキコ

そんなわけないでしょう。

ねぎまの「ま」は、ずばり「マグロ」を意味しているのよ。

えりこ

えっ!?

マグロなんて、一切使われてないじゃないですか。

食田マキコ

じつは昔のねぎまって、今とは全然別のものだったのよ。

 

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焼き鳥の「ねぎま」の由来

元々、ねぎまというのは、「ねぎまぐろ」を省略した呼び方です。

 

えりこ

でも、焼鳥のねぎまにはマグロなんて使われていないのに、なんで「ねぎまぐろ」なんですか?

食田マキコ

ねぎまが今のように焼き鳥の一種として浸透するまでには、様々な紆余曲折があったのよ。

 

江戸時代のねぎま

食田マキコ

元々の「ねぎまぐろ」って、どんな料理だったと思う?

えりこ

そりゃあ、ねぎとまぐろを串に刺して焼いたものじゃないんですか?

食田マキコ

じつは元々のねぎまは、「ねぎまぐろ鍋」という、ネギとマグロを煮込んだ鍋料理だったのよ。

えりこ

鍋料理!?

それがなぜ、串焼きに…

 

ねぎまのルーツは、江戸時代に広く食べられていた「ねぎまぐろ鍋」という、ネギとマグロを一緒に煮た鍋料理です。

そして

 

「ねぎまぐろ鍋、もうちょっと時短で作れないかな?」

 

という発案の元に誕生したのが、ネギとマグロを串に刺して焼くというスタイルの、新しい「ねぎまぐろ」だったのです。

 

えりこ

いつの時代も、時短テクニックは重宝されたんですねぇ…。

食田マキコ

時短というか、この時点ですでに別物の料理になっちゃってるけどね。

えりこ

でもこれじゃあまだ、なんで今はマグロじゃなくて鶏になっているのか、ってのが謎のままです。

食田マキコ

マグロに代わって鳥肉が使われるようになったのは、鳥肉の方が安価で手に入りやすかったからよ。

 

今でこそ高価な魚というイメージの強いマグロですが、かつては傷みやすいことや、「シビ(昔のマグロの呼び方)」=死日」を連想させるということで、あまり人気のない魚でした。

しかし保存技術の発達等によって、マグロは徐々に人気と価値を高め、高価な食材として扱われるようになっていきます。

そのためマグロを使ったねぎまは安価な鳥肉で代用されるようになり「ねぎま」という名前はそのまま、新たに鳥肉と肉とネギという組み合わせの「ねぎま」が誕生したのです。

 

えりこ

初めにネギマグロ鍋を考案した人が、いまのねぎまを見たら、驚くだろうなぁ…。

 

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豆知識:焼き鳥雑学

ねぎまの「ま」の由来が「マグロ」だった…という雑学、焼き鳥屋さんや居酒屋での雑談で披露してみると、話題が弾んで良いかもしれません。

というわけで、ここからは他にも焼き鳥にまつわる面白い雑学をご紹介!

 

8月10日は焼き鳥の日

「8き10り」という語呂合わせから、8月10日は「焼き鳥の日」に制定されています。

焼き鳥の日が作られたのは2007年のことで、株式会社鮒忠という会社によって制定されました。

 

食田マキコ

8月10日の焼き鳥の日には、サービスやイベントをやっている焼き鳥屋さんもあるわよ。

えりこ

それは絶対に見逃せないですね!

 

なぜ「焼き鶏」ではなく「焼き鳥」?

焼き鳥に使われている肉は、一部を除いて鶏肉です。

それなのに、なぜ漢字で書く場合には「焼き鶏」ではなく「焼き鳥」なのでしょうか?

 

えりこ

確かに、言われてみれば、鶏肉を使っているなら「焼き鳥」よりも「焼き鶏」ですよね。

食田マキコ

今でこそ焼き鳥といえば鶏肉だけど、昔の焼き鳥と言うのは、鶏ではなく野鳥を使ったものだったの。

食田マキコ

特に米を食べる害鳥であるスズメは、焼き鳥の定番だったようね。

えりこ

す、スズメを食べちゃうんですか…!

食田マキコ

農家にとっては死活問題だからね。

今でも神社なんかでは、五穀豊穣を願ってスズメの丸焼きが売られているところもあるわよ。

 

「焼鳥」は冬の季語

今では焼き鳥は年がら年中食べられるので、特に季節感があるような料理ではないですよね。

しかし「焼鳥」という単語は、冬の季語でもあるんです。

 

えりこ

う~ん…冬の焼き鳥もいいけど、やっぱりイメージとしては真夏の屋台とビール!ってイメージが強いなぁ…。

えりこ

なんで冬の季語なんですか?

本藤ツトム
本藤ツトム

それは僕が説明しましょう。

えりこ

あっ!本藤氏!

わざわざ「言葉の雑学」カテゴリーから出張してきたんですか…。

本藤ツトム

出番が少ないですからね。

チャンスがあれば、いつでも出てきますよ。

本藤ツトム

さて、家畜として育てられた鶏と違い、野鳥は冬の厳しい寒さに備えて、たっぷりと脂肪を蓄えなくちゃいけない、ってのはわかりますよね?

えりこ

そうじゃなきゃ、凍えて冬が越せないからね。

本藤ツトム

つまり、野鳥がいちばん美味しいのは、脂肪をたっぷり蓄えた冬の間ってことですよ。

本藤ツトム

だから昔は、焼き鳥は冬に食べられることが多かったんです。

えりこ

確かに今みたいに年中いつでもお肉が食べられるわけじゃないから、せっかくならいちばん美味しいタイミングで食べたいもんね。

 

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まとめ

普段何気なく口にしている食べ物の名前でも、よく考えてみると「なんでこんな名前なんだ?」というものは結構あります。

ねぎまの「ま」は、マグロの「ま」というのも、掘り下げていけば思いがけぬ歴史があったのですね。

 

えりこ

なんだかネギマグロ鍋が、食べてみたくなってきちゃいました。

えりこ

食田先生、作ってくれませんか?

食田マキコ

材料を揃えてくれるならいいわよ。

どうせならネギは「モナリザネギ」がいいわ。

えりこ

(…モナリザネギ?聞いたことないな。調べてみよう…。)

えりこ

(い、いっぽんいちまんえん!?)

えりこ

…ゴメンナサイ。

ジブンデツクリマス。

 

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