「了解」と「承知」の違い

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言葉雑学

「わかりました」という意味で使われる、「了解」「承知」という言葉。どちらも同じ意味なので「どっちを使ってもOK」と認識している人も多いかもしれませんが、じつはそれぞれに正しい使い方があります。

特にビジネスシーンにおいては、使い方を間違えると相手に失礼になってしまうこともあるので、気を付けなければなりません。

 

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「了解」と「承知」の違い

「了解」も「承知」も、どちらも意味は「わかること/理解すること」ではありますが、ポイントはそれぞれが「丁寧語であるか、謙譲語であるか」という点です。

 

「了解」は丁寧語

「了解」という言葉は、「わかる」の丁寧語になります。

丁寧語というのは、自分や相手の立場に関わらず、聞き手に対して丁寧に述べるときに使う言葉です。語尾につける「です・ます」などもそうですね。

「相手のほうが立場が上だから」という場合に限らず、例えば子供相手でも、です・ます調で話をすることって、よくありますよね。

つまりお客様や目上の人に対してだけではなく、フランクな場面でも使えるのが「了解」なのです。軽いニュアンスで使えるので様々なシーンで使いやすい反面、目上の人やお客様に対して使うと、失礼だと思われてしまうことがあるので、避けるべきです。

 

えりこ
えりこ

でもさ、「了解しました」じゃなくて「了解致しました」なら、どうなの?

「致しました」っていうのは謙譲語だから、それなら失礼にならないんじゃ…。

本藤ツトム
本藤ツトム

考え方としてはその通りです。

しかし世の中では、「了解」という言葉そのものが目上に人に対して使うものではない、という風潮があります。

本藤ツトム

相手にもよるとは思いますが、ちょっとでも気になるなら避けたほうが無難ですね。

 

「承知」は謙譲語

「承知」という言葉は、「わかる」の謙譲語です。(厳密に言えば謙譲語ではないのですが、自分がへりくだるというニュアンスは同じです。)

謙譲語というのは、相手に対して自分がへりくだって相手を立てるために使う言葉です。つまり丁寧語とは違って、明らかに「相手→上」「自分→下」ということを、強調する言葉ということですね。

そのためビジネスシーンでは、失礼だと捉えられてしまう恐れのある「了解」ではなく、「承知」を使うことが推奨されています。

 

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まとめ

「了解」と「承知」の違いをまとめると…

 

・丁寧な表現だがビジネスシーンでは失礼に思われる可能性あり→了解
・相手を立てるニュアンスがありビジネスシーンで推奨されている→承知

 

了解と承知の使い分けは、単に立場の上下だけではなく、実際の相手との関係も大きく影響してきます。例えば上司と部下と言う間柄でも、フランクな職場では「了解でーす」で全く問題がない、ということもありますし、逆に上司相手だからといって「承知致しました」と答えると「なんだか慇懃無礼だな」と思われてしまうこともあります。

言葉そのものの意味やニュアンスだけではなく、実際の空気を読みつつ、上手に使い分けてくださいね。

 

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