人獣共通感染症とは?何よりも予防が重要

動物雑学
動物雑学

世の中には動物を感染源として、人間が罹患してしまう病気がありますよね。

中には致死率の高いものも多くあり、大変危険です。

 

えりこ
えりこ

人から人へうつる病気にはみんな気を付けているけど、動物からうつる病気って、どんなものがあるのか知らない人も多いと思います。

山森シゲオ
山森シゲオ

今の日本では、野生動物を見かけることすら少なくなったからの。

山森シゲオ

だからと言って油断しておると、思いがけず人畜共通感染症に罹ってしまうことがあるんじゃ。

 

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人獣共通感染症とは

動物と人間との間で感染する病気のことを、「人獣共通感染症」または「動物由来感染症」と呼びます。

ひと言で人獣共通感染症と言っても、動物では重篤な症状が出ても、人では症状が出ないというものもあります。

しかしその逆もまた然りで、動物に感染した場合は無症状でも、人に感染すると重篤な症状を引き起こすものも。

 

山森シゲオ

危険なのは、人間でのみ症状が起こるパターンじゃな。

人間にうつるまで気づかず、気づいたときには症状が重くなってしまっていることもある。

山森シゲオ

しかもそれが「動物⇒人⇒人」のように、人から人へもうつるものだったら、より厄介じゃ。

 

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危険性の高い人獣共通感染症

人獣共通感染症(動物由来感染症)には危険性の高いものから、日常的なものまで、様々なものがあります。

今回はその中から、危険性の高い4つの感染症を紹介します。

 

狂犬病

動物由来の感染症として最も有名な「狂犬病」

名前に犬が入っていますが、感染するのは犬だけではありません。

狂犬病は人間を含む哺乳類全てに感染するうえに、感染するとほぼ助かりません

 

山森シゲオ

じゃから犬以外にも、猫、キツネ、タヌキ、コウモリ、サル、アライグマなど、どんな哺乳類からも感染する危険性があるんじゃ。

えりこ

猫にもですか!?

たまに野良猫を触ったりするんですけど…。

山森シゲオ

ひとまず今の日本では狂犬病は撲滅されておるから、そこまで狂犬病を心配する必要はない。

じゃが海外ではまだまだ狂犬病の危険がある場所も多いから、海外へ行く際には気を付けなければいかんぞ。

 

エキノコックス症

「エキノコックス症」は、エキノコックスという寄生虫によって引き起こされる感染症。

日本では北海道を中心とした緯度の高い地域に生息しているとされており、主にキタキツネなど小型の肉食動物(犬や猫)の糞が感染源となっています。

感染から発症までの潜伏期間が長いのが特徴で、未治療の場合はほぼ100%の致死率と言われています。

ただし、きちんと治療を受ければ、命を落とすことはまずありません。

 

えりこ

エキノコックスって、北海道以外では大丈夫なんですか!?

山森シゲオ

一番危険性があるのは北海道じゃが、道外だからと言って安心はできんぞ。

山森シゲオ

実際、青森、東京、沖縄、愛知などでも発見された例があるんじゃ。

 

ペスト

「ペスト」は、ペスト菌という最近により引き起こされる感染症。

ネズミを主な宿主(他には犬や猫など)として、それらの血を吸ったノミが人間へと媒介します。

14世紀に世界中で大流行した際には、人口の3分の1以上が死亡したという国もありました。

現在日本では、1930年以降、患者は発生していません。

 

山森シゲオ

この病気の怖い所は、人から人へも感染してしまうということじゃな。

山森シゲオ

幸い、治療すれば致死率はグッと下がるから、万が一感染してしまった場合は速やかに治療を受けることが大切じゃ。

 

日本脳炎

「日本脳炎」は日本脳炎ウイルスにより引き起こされる感染症。

豚、犬、馬、鳥類、爬虫類などが感染しますが、日本での主な感染源は豚です

現在、日本では日本脳炎ワクチンの接種が義務付けられているため、爆発的な流行などは起こっていません。

また感染はしていても、多くの場合は発症せずに終わります。(発症率は1%未満)

 

えりこ

予防接種って大事ですね…!

山森シゲオ

日本脳炎は蚊が媒介するとても身近な病気じゃからな。

予防接種だけではなく、虫よけなどでなるべく蚊に刺されない工夫もするといいぞ。

 

 

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人獣共通感染症にならないために

人獣共通感染症(動物由来感染症)は、すでに撲滅や治療法が確立されているものもあれば、発症したら最後、有効な治療法が存在しないものも多くあります。

また人獣共通感染症は人・動物間の感染を経て突然変異することもあり(インフルエンザなどがそうですね)、原因が確定しないまま大流行してしまう、というケースも。

予防のためには、

 

・ペットの予防接種、定期検診の徹底
・野生動物との接触を避ける
・動物に触った後は必ず手を洗う
・噛まれたり引っかかれたりした場合は、病院へ行くこと

 

などに気をつけましょう。

 

ペットの感染症に要注意

動物からの感染症と言えば、野生動物からの感染が真っ先に思い浮かびますよね。

しかし注意すべきは野生動物だけではなく、ペットも同様です。

ペットの場合はつい油断して、顔や手を舐められてもそのままにしていたり、引っかかれたり甘噛みされたりが日常茶飯事だったりするので要注意。

致死率の低い感染症でも、場合によっては重篤な症状を引き起こすこともあるのです。

 

まとめ

普段、動物との接触が全くない人でも、人獣共通感染症に罹ることもあります。

「ペットを飼ってないから関係ない」とか「住んでいるのは都会だし野生動物なんかいないから安心」と油断してはいけません。

人獣共通感染症にはどんなものがあるのか、知っておいて損はありませんよ。

 

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