あなたの利き手は、右ですか?左ですか?
中には両利きの人もいるでしょうが、ほとんどの人は「利き手」が決まっています。

私は右利きですね。

左利きの人って少ないし、ちょっと羨ましいな~って思ったりしますね。

それはなぜだい?

だって左利きの人って賢い人が多いって言いますし…
なんかカッコイイです!

でもね…左利きには左利きの苦労がたくさんあるんだよ。

じつは僕も左利きなんだけど、世の中、右利き中心に考えられているものばかりだよ…。

そ、そうなんですね…。
それじゃあ、左利きならではのあるあるネタ、聞かせてください!
スポンサードサーチ
左利きあるある

ハサミなんかは、「左利き用」ってのが売っているのを見て初めて、「あれ、左利きの人って、普通のハサミが使いにくかったの?」って気づきました。

そう、右利きの人にはわからない左利きあるあるって、じつはすごくたくさんあるんだよ。
コンロのツマミ
今はボタンを押すタイプのコンロも多くありますが、一昔前のガスコンロと言えば、丸いツマミを右向きに回すものが主流でしたよね。
じつはあのツマミ、左手で回そうとすると、腕ごと動かさないと回しづらいんです。

試しに左手で回そうとしてみると、すごく難しかったです!
横口レードル
横口レードルと言うのは、スープなどが注ぎやすいように、片側がしずく型にとがっているお玉のことです。
左手で持つとお玉のとがっている部分が左側(外側)を向いてしまうので、全く意味がありません。

便利なつもりで使ってるんだろうけど、左利きにとっては逆に苦行だよ…。

諦めて丸い方から注ぐか、レードルが内側に向くように、腕を大きくひねるしかないですもんね…。
急須
ポットや持ち手がヤカンのように上についているタイプなら問題ありませんが、持ち手が棒で注ぎ口の左側についているタイプの急須は、考えてみれば右利きでなければ使いづらいことこの上なし。
左手で持つと外側に傾けて注ぐことになりますし、右手で蓋を押さえるためには、体をひねってかなり不自然な体勢にならないといけません。
カメラのシャッター
最近はスマホで撮ることが多いので気にしていない人も多いですが、カメラのシャッターと言えば、必ず右側にあります。
右利きの人なら試しに左手でシャッターを押す動作をしてみるとわかりますが、結構手が震えてしまうんです。

手振れ補正機能って、本当にありがたいよね。
ドア
引き戸でも開き戸でも、ドアノブや取っ手がついているのは向かって左側で、右手で開けるとそのまま体から入っていける作りになっています。
これが左手の場合、腕が最後まで残って体の邪魔をするので、あきらめて右手で開けるしかありません。

自動ドアや両開きのドア、万歳!

お店なんかでたまに、両開きのドアなのに、左側だけ開かないようになっているところがあるとガッカリする…。
文字
日本語というのは特に、右利きが書きやすいように作られています。
大抵は左上から書き始めるようになっているし、ハネやはらいなども、左利きにとっては難しいのです。

先生の字が下手なのは、左利きのせいだったんですね!

え、いや…う、うん。
改札
左利きにとっては、便利なはずの駅の自動改札ですら不便。
右側でタッチしたり切符を入れたりする仕様になっているので、あきらめて右手を使うか、左手を使うならかなり体をひねらなければなりません。

右手でやったらやったで、上手くできなくてもたついたりしちゃうんだよね…。

その時の周りの視線の冷たさと言ったら…。

改札でもたついていると、舌打ちされたりしてツライですよね…。
スポンサードサーチ
右利きと左利きの割合

右利きと左利きの割合って、どのくらいかわかるかい?

う~ん…
右利き7:左利き3くらいでしょうか?

じつはね、左利きって全体の1割くらいしかいないんだよ。
右利きに対して、左利きがどのくらい少ないのかと言うと…割合で言えば9:1。
もちろん、右利きが9割、左利きが1割です。
どうしてこんなにも比率が偏っているのか、よく考えると不思議ではありませんか?
「人類は左脳が発達しているから」説

なぜ、右利きの方が圧倒的に多いんですか?

それは、人類が左脳を発達させることによって進化してきた生き物だからなんだ。
人類は高い知能、特に言語能力を持つことによって、発達してきた生き物です。
そして脳全体のうち、言語を司っている言語中枢があるのは、左脳です。

脳全体で体全体を動かしているように思えるけど、じつは左半身を動かしているのは右脳、右半身を動かしているのは左脳なんだよ。

…と、いうことは?

言語の取得によって左脳が発達する=右半身の動きが優位になるってことだね。

逆に左利きの人は、右脳の働きが右利きの人よりも良いと言われているよ。

右脳の働きって?

イメージ力や直感・ひらめきと言った分野だね。
「親からの遺伝」説
これは「両親が右利きだと、生まれる子供も右利きになることが多い」ということから、考えられた説です。

確かに、左利きの友人は、お母さんも左利きって言ってた気がします。
「心臓を守るため」説
人間の心臓は、通常、左胸にありますよね。(実際はほぼ中央ですが)
そのため、相手と面と向かって戦うという時に心臓を守るのは、より心臓に近い左手の役割。
ということは、自然と武器などを扱うのは右手と言うことになり、そういった経験則から右利きの人の方が多いのではないか、という説があります。
「環境に左右される」説
現在ではすでに道具など様々なものが右利き用に作られているため、自然と右手で作業をすることが多くなります。
そのため、右利きの人が多いのではないか?という説です。

確かに元々は左利きの人でも、字を書いたりするのを右手に矯正されたりしたら、改めて左手で書こうと思ってもうまくできないという人も多そうですね。

逆に本来は右利きの人でも、動作によっては左手じゃないと上手くできない!っていう事もあるんじゃない?

あっ!そう言えば、私はチャーハン作る時にフライパンを振るのだけは、左手じゃないと上手くいきません。

そんな風に作業によって使い勝手の良い手が違うことを「クロスドミナンス」って言うんだよ。
クロスドミナンスとは

クロスドミナンスって、両利きとは違うんですか?

両利きというのは「どちらの手でも同じくらい使える」ということだからね。
厳密に言えば、クロスドミナンスとは違うんだ。

例えばさっきのフライパンの話だと、右手でも左手でも、同じくらいうまくフライパンが振れるっていうのが「両利き」だね。

じゃあ私もほぼ右利きだけど、「クロスドミナンス」を名乗っていいってことですね!

う~ん…フライパンの例だけじゃなんとも言えないなぁ。
他に何か、右利きだけどこれは左手じゃなきゃ!ってものはあるの?

えーっと…

眼鏡をはずすときはいつも左手で外します!
あっ…でも右手でも普通に外せる…。

…。
スポンサードサーチ
まとめ
こうしてまとめてみるとわかる、左利きの人の不便の多さがわかりますね。
最近は左利き用のものや、どちらでも使えるデザイン・機能のものも増えてきているとはいえ、こんなにも日常生活が右利き用に染まっているなんて意外でした。

左利きの人って、大変ですね。
私は右利きで良かったです…。

君も左利きになってみれば、左利きの苦労がわかるよ。

まぁなりたいって言ってもなれるもんじゃないんで。

なれるよ?
僕が開発したこの「利き手矯正マシーン」を使えば…

(なんだその怪しすぎる機械は!?)
え、遠慮しときます!