なぜ牛乳はペットボトル販売されない?

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食べ物雑学

現在、大抵の飲み物はペットボトルが主流となっています。

しかしそんな中、ずっと紙パックでの販売を貫き続けている牛乳

なぜ、牛乳だけはペットボトルではなく、紙パックが使われているのか、不思議ですよね。

 

えりこ
えりこ

牛乳=紙パックってのは、なんだかもう当たり前すぎて、疑問に思ったこともなかったです。

えりこ

考えてみれば、確かにペットボトルに入れた方が、直接口付けて飲みやすいし、蓋もできるし便利ですよね。

食田マキコ

なぜ今の時代に、あえて牛乳は紙パックでの販売を貫いているのか…わかる?

えりこ

全然わかりません!想像もつきません!

食田マキコ

即答ね…。

じつは紙パックは、持ち運びにくく、口を直接つけて飲みにくいからこそ、牛乳の容器として使われているのよ。

 

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紙パックとペットボトルの違い

普段なんの疑問もなく紙パック入り牛乳を買っているという人も多いでしょうが、紙パックとペットボトルでは、使い勝手が雲泥の差です。

まずペットボトルの利点としては、

 

・強度がある(落としてもある程度は安心)
・蓋ができる(開封後も持ち運べる)
・密閉できる(長期保存が期待できる)

 

などが挙げられますね。

それに対して紙パックでは、

 

・強度が弱い(落とすと穴があく心配)
・蓋ができない(開封すると持ち運べない)
・密閉できない(保存期間が短くなる)

 

など、ペットボトルに比べると不便な点がいくつもあります。

 

えりこ

ペットボトルと紙パックを比べると、こんなにもペットボトルの方が便利なのに。

ますます謎ですね。

 

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牛乳が紙パックで販売される理由

牛乳がペットボトルではなく紙パックで販売され続けるのには、じつはちゃんと理由があります。

 

衛生面を考慮

食田マキコ

牛乳って、すごく栄養があるのは知ってるわよね?

えりこ

給食でも必ず出てくるし、健康のために飲んでるって人も多いですもんね。

食田マキコ

でも牛乳は栄養価が高いがゆえに、雑菌が繁殖しやすいというデメリットもあるのよ。

 

牛乳は脂質・たんぱく質・ミネラル・炭水化物・ビタミンなど、様々な栄養が豊富に含まれている飲み物です。

その反面、その栄養を元にして雑菌が繁殖しやすい飲み物でもある、ということ。

ペットボトルと言えば、直接飲み口に口を付けて飲んだり、そのまま蓋をして持ち歩いたりできるというのが利点ですよね。

しかしそれは、牛乳という雑菌が繁殖しやすい飲み物にとって致命的。

 

・口を付けて飲みにくい
・開封後は持ち運びしづらい

 

というのは、牛乳を雑菌から守るための対策の一つなのです。

 

えりこ

確かに牛乳がペットボトルに入っていたら、常温で長時間持ち歩いたり、飲みかけに蓋をして何日も放っておいたりしてしまいそう…。

食田マキコ

そうなると、雑菌が繁殖してお腹を壊す可能性が高くなるわ。

食田マキコ

そうならないために、あえて牛乳は紙パックという「持ち運びにくく、口をつけにくい容器」に入れてあるのよ。

法律で決められた条件

じつは牛乳をどんな容器で販売するのかは、法律によって決められています

法律制定時にはペットボトルそのものがまだ存在していなかったことなどもあり、以前はペットボトルでの販売自体が、法律的な条件を満たしていなかったのです。

 

えりこ

じゃあ衛生面云々以前に、法律が変わらない限り、牛乳はペットボトルで販売しちゃいけないってことじゃないですか。

食田マキコ

よく読みなさい。

「以前は」ダメだったって話よ。

食田マキコ

ペットボトルが飲料容器として主流になってくると、牛乳もペットボトルで販売できるようにしたい!という動きが強まってきたのよ。

食田マキコ

そして平成19年には法律は改正されて、法律上でも牛乳のペットボトル販売が可能になっているわ。

えりこ

それじゃあ、ますます不思議です。

いくら衛生面の問題があるとはいえ、「冷蔵保存・飲み切り厳守!」として、ペットボトル販売される牛乳が増えてもよさそうなもんですけど。

 

コスト面での課題

食田マキコ

衛生面と法律をクリアしても、じつはもう一つ、牛乳のペットボトル販売には、大きな課題が残っているのよ。

 

牛乳をペットボトルで販売するための大きなハードル、それは設備を導入するためのコストです

これまで紙パックが主流だったわけですから、ペットボトル牛乳を販売するためには、ペットボトルに牛乳を充填する機械やその他もろもろの設備を、全く新しいものに変えなくてはなりません。

また、ペットボトル自体のコストも、紙パックよりは上です。

牛乳は日常に密接している飲料ですから、たとえ10円以下の値段の上下でも、消費者にとっては気になりますよね。

 

えりこ

あ~確かに…

牛乳って毎日飲むし、ちょっとでも値上がりするなら紙パックでいいやって思っちゃいます。

食田マキコ

衛生面の問題とコストの問題を考えると、そこまでして今、牛乳をペッとボトルに変えるメリットがない、というのが、メーカー側の思いなのかもしれないわね。

 

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海外の牛乳の容器事情

えりこ

あれ?でもちょっと待ってください。

えりこ

なんかアメリカとかだと、でっかい5リットルくらいのボトルに入った牛乳が、常温の棚にズラッと並んでたりするじゃないですか。

食田マキコ

よく気付いたわね。

じつは牛乳を紙パックで販売するというのは、世界的に見れば少数派なのよ。

えりこ

衛生面やコストが、海外では問題にならないんですか!?

食田マキコ

まず衛生面についてだけど、海外だと輸送時間のことも考慮して、消費期限が日本の牛乳よりもうんと長くもつように、しっかりと殺菌されているの。

 

日本は国土がそれほど広くないので、たとえ北海道から沖縄だろうとも、それほど輸送に時間はかかりません。

しかし国土の広い国の場合は輸送に時間がかかるため、あらかじめしっかりと殺菌された、消費期限の長い牛乳が主流なのです。

 

食田マキコ

海外だと、消費期限が常温保存でも3か月以上先なんて牛乳もあるのよ。

えりこ

じゃあ、日本もそういう牛乳にすればいいのに…。

食田マキコ

ただ、しっかり殺菌をしようとすると、やはり風味や味は落ちてしまうからね。

食田マキコ

日本人はどちらかというと、保存性よりも「新鮮で美味しい」と言うほうを優先しがちだから、長期保存できる牛乳の需要は少ないのかもしれないわね。

食田マキコ

そして、海外は牛乳の消費量が、日本とは段違いなの。

 

参考:Jミルク【主要国における牛乳類の1人当たり年間消費量
牛乳類の消費量 | findNew 牛乳乳製品の知識
牛乳類の消費量を紹介します。

 

食田マキコ

だから1リットル入りの紙パックよりも、保存がきいて大容量のプラスチックボトルの方が需要が高いんじゃないかしら。

 

まとめ

現在は様々な理由から紙パックで販売されている牛乳ですが、もし今後ペットボトル入り牛乳の需要が高まり、衛生面やコスト面がクリアできるなら、ペットボトル入り牛乳が売り場を占める時代が来るかもしれませんね。

 

食田マキコ

現に、飲み残したりする可能性の低い少量入りのものなら、ペットボトルやプラスチック容器に入れて販売されている牛乳類もあるのよ。

 

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