読み方の難しい動物の和名「鬼天竺鼠」「羊駱駝」「馴鹿」など

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海外に生息している動物は、通常カタカナで表記されることが多いですよね。しかしそれとは別に、日本でのみ通じる「和名」や、漢字表記の「異名」などが存在します。
これがまた、難読だったり、びっくりするような名前だったり…。あなたは、どんな動物の和名・異名を知っていますか?

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読み方の難しい動物の和名

鬼天竺鼠

「鬼天竺鼠(オニテンジクネズミ)」カピバラの和名。

「天竺」というのは今でいうインドのことで、もともとは中国でモルモットのことを「天竺鼠」と呼んでいました。カピバラはげっ歯類最大の動物なので、「すごく大きい天竺鼠」という意味で「”鬼”天竺鼠」と名付けられたと言われています。

ちなみに、じつはモルモットもカピバラも生息地は南米なので、実際にはインドは無関係。

羊駱駝

「羊駱駝」アルパカの和名。羊駱駝と書いてそのままアルパカと読みます。アルパカは羊にも駱駝(ラクダ)にも似た見た目をしていることが由来です。

絹毛鼠

「絹毛鼠(キヌゲネズミ)」ハムスターの和名。

正しくはキヌゲネズミ亜科に属するげっ歯類の総称ではありますが、一般的にはハムスター、特に絹毛色をしたゴールデンハムスターを指すことが多いです。

ちなみに、ジャンガリアンハムスターの和名は「ヒメキヌゲネズミ(姫絹毛鼠)」、ロボロフスキーは「ロボロフスキーキヌゲネズミ」

大猩々

こちらは和名ではありませんが、「大猩々(オオショウジョウ)」ゴリラの異名。もともと猩々というのは猿のような伝説上の生き物で、単に猩々と呼ぶ場合はオランウータンのことを指します。オランウータンよりも大きいので、ゴリラは大猩々となりました。

狩猟豹

こちらも正式な和名というわけではありませんが、「狩猟豹(シュリョウヒョウ)」チーターの異名。正確な由来は不明ですが、古代では狩猟用の役畜として飼われていた歴史もあることから、狩猟豹と名付けられたのではないかと思われます。

ちなみにチーターの狩りの成功率はなんと40~50%。ほかのネコ科ではトラが10%前後、ヒョウが20%前後、ライオンが20~30%といったところなので、チーターの狩猟能力がズバ抜けていることがわかります。

馴鹿

「馴鹿(ジュンロク)」トナカイの異名で、そのまま「トナカイ」とも読みます。「飼い馴らされた/人に馴れた鹿」であることから、馴鹿という名前となりました。

暴君竜

「暴君竜(ボウクンリュウ)」ティラノサウルスの和名です。恐竜の中でもトップレベルの凶暴さを持っていたため、ラテン語で「暴君トカゲ」を表す「ティラノサウルス」という名前が付けられ、漢字では「暴君竜」と表されるようになりました。

ちなみに中国では、トリケラトプスは「三角竜」、ステゴサウルスは「剣竜」という風に、特徴をつかんだわかりやすい漢名が付けられています。

 

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