「啄木鳥」や「鸚鵡」は鳥の名前を表す漢字ですが、なんと読むかわかりますか?
動物の中でも、鳥の名前は特に難読かつ似たようなものも多くて、わかりづらいです。

鳥の名前って、普段はひらがなやカタカナで表記されていることが多いもんね。

やたらと画数があるものが多いし。

まぁ確かに難読なものが多いですが、漢字の意味をかみ砕いて理解できれば、そう難しくはありませんよ。
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読める?難読漢字な鳥の名前
まずは、回答を見ずに考えてみましょう。
2.家鴨
3.鸚鵡
4.金糸雀
5.翡翠
6.鸛
7.矮鶏
8.不如帰
9.鵯
10.鸚哥

(めちゃくちゃ難しくない!?)

どうですか?
半分以上、わかりそうですか?

もっ、もちろんだとも!

それじゃあ、答え合わせといきましょうか。
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啄木鳥
「啄木鳥」の読み方は「キツツキ」です。

キツツキ【啄木鳥】
「あの有名な石川啄木からとったのかな?」と思われがちですが、それは逆で、石川啄木のほうが啄木鳥からヒントを得てこのようなペンネームを付けたと言われています。
なぜキツツキに「啄木鳥」という漢字が当てられたのかと言えば、「木を啄(ついば)む鳥」というのが由来です。
家鴨
「家鴨」の読み方は「アヒル」です。

アヒル【家鴨】
元々、アヒルはマガモを家畜として飼育するために改良したものです。
そのため、「家で飼育する鴨」ということで、「家鴨」という漢字が当てられました。
鸚鵡
「鸚鵡」の読み方は「オウム」です。

オウム【鸚鵡】
「鸚」も「鵡」も、どちらも意味は「オウム科の鳥、「鸚鵡」に用いられる漢字」となっており、「オウム」を表すためだけに使われている漢字です。
漢字の意味から答えを連想するのは難しいですが、同じパーツが入っている漢字の読みを思い浮かべてみれば、答えを導き出すことができます。(鸚⇒櫻【オウ】、鵡⇒武【ム】)
金糸雀
「金糸雀」の読み方は「カナリア」です。

カナリア【金糸雀】
金の糸のように美しい黄色い羽根をしており、雀に似にていることから、「金糸雀」という漢字が付けられたと言われています。
翡翠
「翡翠」の読み方は「カワセミ」です。

カワセミ【翡翠】
カワセミは美しいヒスイのような羽の色をしていることから、「翡翠」という漢字が当てられました。
他にも、「川蝉」「魚狗」「水狗」「魚虎」「魚師」「鴗」など、カワセミは様々な漢字で表されます。

「魚狗」「水狗」「魚虎」「魚師」あたりは、魚を獲るのが上手いことから連想して付けられた漢字です。
カワセミは英語名でも、「Kingfisher」と呼ばれているんですよ。
鸛
「鸛」の読み方は「コウノトリ」です。

コウノトリ【鸛】
「鸛」の左側の「雚」は、2羽のコウノトリが並んでいる姿を表しています。
ちなみに、「雚」はそれ単体でも「コウノトリ」と読むことができます。
矮鶏
「矮鶏」の読み方は「チャボ」です。

チャボ【矮鶏】
チャボは他の鶏に比べると小型なのが特徴であるため、小さいことを表す「矮」という漢字が使われています。
不如帰
「不如帰」の読み方は「ホトトギス」です。
ホトトギスは他にも「杜鵑」「時鳥」「沓手鳥」「霍公鳥」など様々な漢字があります。
「不如帰」という漢字は古代中国の故事に由来しており、「退位させられた皇帝がホトトギスとなって「もう帰ることができない」と鳴き続けた」というところから来ています。
鵯
「鵯」の読み方は「ヒヨドリ」です。

ヒヨドリ【鵯】
「卑」という字には小さい・低いというような意味があるため、体の小さいヒヨドリを表すのに、「鵯」という漢字が使われています。
鸚哥
「鸚哥」の読み方は「インコ」です。

インコ【鸚哥】
インコはオウムに比べておしゃべりが得意と言われているので、「哥(うた)う鸚(オウム)」ということで「鸚哥」という漢字が使われています。
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まとめ
数ある動物難読シリーズの中でも、かなりレベルの高い鳥類編、どのくらい正解できましたか?
初見ではかなり難しいものばかりですが、漢字の持つ意味を、きちんと鳥の持つイメージと合わせられると、しっかり覚えられます。