読み方の難しい漢字「啄木鳥」「家鴨」「金糸雀」「翡翠」「鸛」「不如帰」

読み方の難しい漢字 言葉雑学
言葉雑学

鳥の名前を漢字で書くと、読み方が難しくなるものがたくさんあります。一体どうしてそんな漢字が使われているのか?ということも含め、特に漢字や由来が面白いものをピックアップして紹介していきます。

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読み方の難しい漢字

啄木鳥(キツツキ)

「木を啄む(ついばむ)鳥」なので、啄木鳥と書いてキツツキ。有名な詩人に「石川啄木」がいますが、このペンネームは「療養中、キツツキが木を叩く音に慰められたから」というのが由来だそうです。
ちなみに、英語でキツツキは「Woodpecker(木をつつく者)」。

家鴨(アヒル)

アヒルはマガモを家畜として飼育するために改良されて生まれた鳥です。「家で飼育する鴨」ということで、家鴨と書いてアヒルとなりました。

金糸雀(カナリア)

金の糸のように美しい黄色い羽根をしており、かつ雀に似にていることから、「金糸雀」という漢字が使われるようになったと言われています。
ちなみにカナリアは英語で「Canary」で、カナリア諸島に生息していることが由来。

翡翠(カワセミ)

カワセミは美しいヒスイのような羽の色をしていることから、そのまま「翡翠」と書いてカワセミと読むようになりました。他にも、「川蝉」「魚狗」「水狗」「魚虎」「魚師」「鴗」など、カワセミは様々な漢字で表されます。
「魚狗」「水狗」「魚虎」「魚師」あたりは魚を捕るのが上手いことから連想して付けられた漢字。ちなみに、カワセミは英語で「Kingfisher(魚とり名人)」です。

鸛(コウノトリ)

「鸛」の左側の「雚」は、2羽のコウノトリが並んでいる姿を表しています。ちなみに、「雚」はそれ単体でも「コウノトリ」と読むことができます。

不如帰(ホトトギス)

「不如帰」という漢字は古代中国の故事に由来しており、「退位させられた皇帝がホトトギスとなって「もう帰ることができない」と鳴き続けた」というところから来ています。ホトトギスは他にも「杜鵑」「時鳥」「沓手鳥」「霍公鳥」など様々な漢字で表されます。

 

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