「蟀谷」って、なんて読むかわかりますか?
れっきとした体の一部の名前なのですが、漢字で書くとどこのことだかさっぱりわかりませんよね。

「腹」「肘」「膝」「腕」とか、部首が「月(にくづき)」の漢字はわかりやすいんだけどな…。

体の部位を表す漢字でも、「月(にくづき)」がついていないものはたくさんありますよ。

というか、えりこさん、身体に関する漢字には「月(にくづき)」がついていることが多いって、ちゃんと知っていたんですね。

フフン、まぁこのくらいはね。

じゃあ身体の部位を表す漢字の問題、どれだけ正解できるのか期待していますよ。

ま、まかせろ!!
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身体の部位を表す難読漢字

今回、答えてもらうのは7問です。

問題数が少ないので、ぜひとも全問正解してほしいですね。
まずは答えを見ずに、考えてみてください。
・旋毛
・御凸
・拇
・脹脛
・靨
・鳩尾

(な、なんかわかりそうでわからない、微妙な問題ばっかり…!)

どうですか?
それじゃあ、答えを見ていきましょう。
…
…
…
…
…
…
…
蟀谷

これ、虫の名前とかじゃないよね?

身体の部位だって言ってるでしょう。

答えは「こめかみ」ですよ。
「蟀」は「蟋蟀(コオロギ)」を意味する漢字ですが、なぜこめかみという言葉に「コオロギの谷」なんて漢字が当てられたのか、由来は不明です。
旋毛

これはね、漢字のイメージから想像してみたのよ。

ぐるぐるしている毛…つまり「つむじ」!

正解です。

ちなみに、つむじは胎児が成長する際の起点となる場所で、つむじを中心に回転しながら成長するので、渦を巻いているんですよ。
御凸

ねぇこれって…もしかするとそのまま読めばいいだけ?

答えは…「おでこ」?

その通りです。

合ってた!
なんか字面は違和感がすごいし、あまりに単純な読み方だから、裏読みしちゃいそうになったよ…。
おでこというのは元々は額(ひたい)が普通以上に出ていることを意味する言葉だったので、「凸」という漢字が使われているのです。
拇

これって、一文字だけで見ることが無いんだけど…
「拇印」とかの「拇」だよね?

ということはもしかして…「ゆび」?

惜しいですね。
ただの指ではなく、「おやゆび」です。
おやゆびで印を押すから「拇印」。
ちなみに、他の指で捺印する場合には「指印」と呼びます。
脹脛

これは…ヒジ?スネ?とかなんかそんな感じだよね。

いい線いってますよ。

こたえは「ふくらはぎ」です。
「脹」には「ふっくらしている」という意味があるので、「脛(すね)の裏にあるふっくらした部分」ということで「脹脛(ふくらはぎ)」という漢字になっています。
靨

これはなんだろう…「面」っていう字が入っているから、顔周りのどこかかな?

そうですね。
ただ顔周りの部位と言っても、ある人はあるけど、無い人は無いものです。

なんだろう…?

こたえは「えくぼ」ですよ。
「厭」はへこみ、「面」は顔を意味しているので、「靨」とかいて「えくぼ」と読むようになりました。
鳩尾

これは普通に「きゅうび」じゃないの?

たしかにそのまま「きゅうび」や「はとお」と呼ばれることもありますけどね。

一般的には「みぞおち」と読みます。
みぞおちは「水が落ちる(飲んだ水が落ちていく場所)」というのが語源ですが、みぞおち部分は鳩の尾の形に似ているため、「鳩尾」という漢字が当てられたと言われています。
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まとめ
普段何気なく口にしている言葉ばかりですが、漢字にすると馴染みのないものばかりですね。
日常生活でこれらの漢字を使うことは少ないでしょうが、覚えておいて損はありません。