「四月一日」?難読漢字な苗字

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「四月一日」…一見するとただの日付のようですが、じつはこれ、苗字なんです

世の中には珍しい苗字がたくさんありますが、その中でも特に、「日付が苗字になっているもの」はまず初見では読み方がわからないものばかり。

 

えりこ
えりこ

「四月一日」って…

どこからどう見ても、日付だよね。

本藤ツトム
本藤ツトム

他にも「八月一日」や「十一月二十九日」なんて苗字もあるんですよ。

えりこ

十一月二十九日!?

なんて読むのか、想像もつかない・・・。

 

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日付で表す難読苗字の読み方

えりこ

今回ばかりは、全然正解できる気がしない…。

本藤ツトム

今回に限らず、毎回正解率は低いですけどね…。

えりこ

え?何か言った?

本藤ツトム

いいえ、なにも。

それではまずは、正解を見ずに考えてみてください。

 

・四月一日
・五月七日
・六月一日
・八月一日
・八月十五日
・十一月二十九日
・十二月一日
・十二月晦日

 

えりこ

これって、少しは漢字の読みと、読み方が一致してたりするの?

本藤ツトム

いいえ、まったく。

本藤ツトム

基本、「知らなければ読めない系」の難読苗字ですね。

えりこ

…じゃあもう、答えを教えてクダサイ。

 

四月一日(四月朔日)

えりこ

4月1日と言えばエイプリルフール…

もしや、それに関係した苗字?

本藤ツトム

全然関係ないです。

そもそも、エイプリルフールは海外発祥のイベントでしょう。

本藤ツトム

正解は「四月一日」と書いて「わたぬき」です。

 

旧暦の4月1日は、現在の暦で言えば5月の中頃。

この季節になると、人々は冬の間に着物に入れていた綿を抜いて薄着になることから、四月一日と書いて「わたぬき」と読むようになりました。

「四月朔日」と書いて「わたぬき」と読むこともあります。

 

五月七日

えりこ

次は五月一日が来ると思ったら、まさかの五月七日。

なぜこんな中途半端な日付に…。

本藤ツトム

先に答えを言ってしまうと、五月七日は「つゆり」と読みます。

本藤ツトム

なぜ五月七日なのか、それには昔行われていた儀式が関係しているんです。

 

「つゆり」というのは別の漢字で「栗花落」と書くのですが、意味は漢字そのまま「栗の花の落ちる頃=梅雨入り頃」を表しています。

そして旧暦の五月七日には栗花落(つゆり)祭りという雨乞いの儀式を行っていたことから、五月七日と書いて「つゆり」と読む珍しい苗字が誕生したのです。

 

六月一日

えりこ

これはもう考えても全くわからない!

答えをお願いします!

本藤ツトム

六月一日の読み方は「うりわり」です。

 

現在の暦では7月の中頃ですが、この季節は瓜の実が熟れて割れる時期です。

そのため、六月一日で「瓜破り(うりわり)」と読むようになったと言われています。

六月一日は他にも、「むりはり」「くさか」と読むことがあります。

 

八月一日(八月朔日)

えりこ

8月と言えば夏休みか~。

本藤くんの、夏休みってどんな感じだった?

本藤ツトム

わからないからって、話を脱線させないでください。

本藤ツトム

八月一日は、「ほづみ」と読みます。

 

現在の暦で言えば8月1日は夏真っ盛りですが、旧暦の8月1日は9月の中頃。

季節が秋めいてきて、稲が収穫され始めるころです。

このことから、八月一日と書いて「ほづみ(穂積み)」という名字が誕生しました。

「八月朔日」と書いて「ほづみ」と読むこともあります。

 

八月十五日

えりこ

これまた、なんか中途半端な日付だね。

本藤ツトム

旧暦の8月15日と言えば、「中秋の名月」ですよ。

そこから、何か思い浮かびませんか?

えりこ

あっ!「つきみ」とか「だんご」とか!!

本藤ツトム

さすがに「八月十五日と書いてだんご」は無いでしょう…。

答えは「あきなか」もしくは「なかあき」です。

 

旧暦の八月十五日と言えば、「中秋の名月」と言われて1年で最も美しい月が見られるとされている日です。

中秋というのは読んで字のごとく「秋の真ん中」という意味なので、それがそのまま苗字にも使われたというわけですね。

 

十一月二十九日

えりこ

「私の名前は【十一月二十九日 恵梨子】です。」とか、インパクトがヤバイね。

えりこ

もしかして読みも、すごく長かったりする?

本藤ツトム

いえ、漢字の数に対して、読みはそこまで長くありません。

読み方は「つめづめ」です。

 

初見では絶対に正解にたどり着くことができません。

由来がかなり気になるところではありますが、残念ながら由来に関する情報は出てこず…。

 

十二月一日

えりこ

12月と言えば冬だよね~。

えりこ

ストレートに、十二月一日と書いて「ふゆだ」とか?

本藤ツトム

あっ、惜しいですね。

旧暦の12月の異名を思い出してみてください。

えりこ

えーっと…なんだっけ?

本藤ツトム

…このページで勉強してください。

水無月?師走?月の異名の意味や由来

えりこ

あっ!「師走」だ!

本藤ツトム

そう、答えは「しわすだ」です。

えりこ

昔の人も、12月に入ると「師走だー!」ってテンション上がっちゃってたのかなって感じの苗字だね。

 

十二月晦日

えりこ

十二月晦日…年末ってことだよね。

本藤ツトム

そうです。

そこから連想して作られた苗字で、読み方は「ひづめ」もしくは「ひなし」です。

 

12月の晦日と言えば、いよいよ年末。

新しい年までいよいよ日がなくなることから、十二月晦日と書いて「ひづめ(日詰め)・ひなし(日無し)」という読み方の苗字になりました。

 

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まとめ

今回紹介した名字の中で、現在でも使われているのは「四月一日」と「八月一日」くらいです。

中には本当に実在したのか定かではないものもありますが、こういった言葉遊びから作られた名字って、日本人らしくてとても面白いですよね。

 

えりこ

それにしても、昔の人の苗字のセンスって、面白いね。

本藤ツトム

小鳥遊、月見里、薬袋とかも、なかなか思いつかないですしね。

えりこ

え、それなんて読むの?

本藤ツトム

さぁ、それでは僕はこれで失礼します。

えりこ

え、ちょっと待って、答えが気になる!

答えを言ってから帰ってー!!

 

※答え
「小鳥が遊ぶ⇒天敵のタカがいない⇒たかなし
「里から月がよく見える⇒山がない⇒やまなし
「殿様が薬袋を落としても(殿様の健康状態を探るのはNGなので)中は見ない⇒みない

 

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