梅雨はなぜ「梅の雨」と書く?その由来とは

梅雨,由来 言葉雑学
言葉雑学

春の終わり、そして夏の始まりを告げる「梅雨」。

なぜ「梅の雨」と書くのでしょうか?

 

えりこ
えりこ

今まで何の疑問もなく「梅雨」って言葉を使ってきたけど、考えてみれば不思議だよね。

えりこ

梅の花が咲く季節でもないし…。

そもそも、なんで梅雨ってかいて「つゆ」って読むのかも謎だし。

本藤ツトム
本藤ツトム

日本人なら、そのくらいのことは知っておいた方がいいですよ。

特にあなた、もうアラサーでしょ。

本藤ツトム

理由は諸説ありますが、有力なのは「梅の実が熟す時期だから」「黴雨(黴=カビ)が転じて梅雨になった」という説ですね。

 

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「梅雨」の由来

「梅の実が熟す時期だから」説

本藤ツトム

まず1つ目の説は、「梅の実が熟す時期に降る雨だから」ですね。

えりこ

梅って、3月ごろのイメージがあったよ。

本藤ツトム

それは梅の花の季節ですね。

梅の実が熟すのは、6月ごろです。

 

梅は2月~5月ごろにかけて花を咲かせ、6月~7月ごろに収穫時期を迎えます。

そのため、梅の実が熟す時期に降る雨、ということで、この時期に降る雨のことを「梅雨」と呼ぶようになったと言われています。

 

えりこ
あっ!そういえば子供の頃は、6月ごろになるといつも梅酒や梅干しの仕込みの手伝いをさせられてたわ。
えりこ
「梅雨」って漢字を見ると、その時の懐かしい空気や温度が、ちょっとだけ思い出されてくる…。
本藤ツトム
意外と、繊細な感性を持っていたんですね。ビックリです。

 

「黴雨→梅雨」説

本藤ツトム
それじゃあ2つ目の説に行きましょう。2つ目は、「黴雨(黴=カビ)が転じて梅雨になった」という説です。
えりこ

元々、梅雨は「黴雨」だったってこと?

本藤ツトム

そうです。

でも「黴」という字は印象が悪いので、「梅」に変えたのではないか、と言われています。

 

雨が降り続くと、黴(カビ)が生えやすくなります。

そのため、元々は「黴雨」とかいて「ばいう」と呼ばれていたものが、「黴という字は印象が悪い」ということで、同じ読みであり印象の良い「梅」という字が使われるようになったのではないか、とも言われています。

 

えりこ

確かに「黴雨」って…なんか不衛生な感じで嫌な字面だね。

えりこ

でも本当に、梅雨の時期って黴がすごいからな~…。

意外と「黴雨」でもしっくりきちゃう…。

本藤ツトム

なんか言葉に実感がこもってますね。

えりこさんの家、梅雨時期はカビだらけなんですか?

えりこ

え!?

いいいいいや、そそそそそんなことは…

本藤ツトム

(完全に目が泳いでいる…。)

 

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なぜ「梅雨」で「つゆ」と読むのか

えりこ

「梅雨」って「ばいう」とも読むよね?

それなのになんで、わざわざ「つゆ」って読み方もあるの?

本藤ツトム

元々「梅雨(ばいう)」という言葉は中国から入ってきたもので、それが日本で広まる過程で「つゆ」という呼び方が定着したんですよ。

 

「梅雨」という言葉が中国から日本に伝わったのは、江戸時代ごろ。

初めはそのまま「ばいう」と呼ばれていましたが、

 

・雨が降って「露」がたくさんできるから
・梅の実が熟して潰れるので「潰ゆ(つゆ)」

 

などの理由から、「梅雨」と書いて「つゆ」と読むようになったと言われています。

 

えりこ

「ばいう」と「つゆ」なら、「つゆ」の方が圧倒的に梅雨の雰囲気に合ってるもんね。

 

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日本のいろいろな「雨」

本藤ツトム

日本語には「梅雨」の他にも、雨を表すすてきな言葉がたくさんあります。

えりこ

五月雨とか、秋雨とか?

本藤ツトム

そうですね。

それらを含めて、400語以上あるとも言われています。

えりこ

雨関係の言葉だけで、そんなにあるの!?

本藤ツトム

流石に全部は紹介できないので、ここでは響きがきれいなものや、面白いものを厳選して紹介します。

 

 

・涙雨(なみだあめ)
…涙のように、少しだけ振る雨。
・天泣(てんきゅう)
…晴れているのに降る、細かい雨。
・鬼雨(きう)
…急に降ってくる激しい雨。現代で言えば「ゲリラ豪雨」。
・滝落とし
…豪雨。
・村雨(むらさめ)
…降ってすぐ止む雨。
・肘笠雨(ひじかさあめ)
…笠をかぶる暇もなく、肘で雨除けをするくらい、急に降り出したあめ。
・私雨(わたくしあめ)
…局地的な雨。
・卯の花腐し(うのはなくたし)
…卯の花を腐らせるほど長く続く雨。
・喜雨(きう)
…日照り続きの後の、恵みの雨。
・時雨(しぐれ)
…降ったり止んだりする雨。
・小夜時雨(さよしぐれ)
…夜に降る時雨。

 

えりこ

どれも風流だね~。

えりこ

「今日は私の心を映したような涙雨…」とか、言ってみたい!

本藤ツトム

えりこさんなら、「鬼雨」とか「滝落とし」の方が、使う確率高いんじゃないですか?

えりこ

「私の心は鬼雨のごとく荒れ狂っている!」…とか?

本藤ツトム

お~、すごくしっくりきてますよ。

えりこ

う、うーん、ありがと…?

(褒められても、なんか微妙だなぁ…。)

 

まとめ

じめじめとして気分が沈みがちな梅雨ですが、名前の由来を知ると、ちょっとだけ気持ちが前向きになりますね。

梅雨以外の雨の時も、「これはなんていう雨かな?」と考えてみることで、雨がとてもステキなものに感じられるはずです。

 

えりこ

あ、雨!

ヤバイ、これは滝落としレベル…!

本藤ツトム

それでは、僕は帰りますね。

えりこ

あっ!自分だけ傘!

ズルイ!

 

…数十分後…

 

えりこ

走って帰ったけど、頭から足までビッショビショ…。

えりこ

ステキな言葉に変えてみても、やっぱり雨は大っ嫌いだー!!!!

 

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