読み方が難しい漢字「翻車魚」「玉筋魚」「鮎魚女」「虎魚」「海鼠」など

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魚介類の中には、漢字で書くととても読み方が難しくなるものがあります。例えば「翻車魚」「玉筋魚」「鮎魚女」「虎魚」「海鼠」など。あなたは、すべて読むことができますか?

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読み方が難しい漢字

玉筋魚

「いかなご」

いかなごは夏には砂に潜って眠る習性があり、どんな暮らしをしているかがわからなかったため、「いかなる魚なのか」という意味で、「いかな(魚)ご(子)」と名付けられたと言われています。
また群れで泳ぐ姿を「玉」、筋のように細長い姿から「筋」という漢字を当てて、「玉筋魚」と書いて「いかなご」と読まれるようになりました。
ちなみに英語では「Sand lance(砂の槍)」。

鮎魚女

「あいなめ」

姿や習性が鮎に似ていることから、「鮎なみ」が転じて「あいなめ」と名付けられ、漢字にも「鮎」が使われています。別表記では「鮎並」という漢字が使われることも。

虎魚

「おこぜ」

「おこ」は醜い様子を表す言葉で、でこぼこした奇怪な見た目のため「おこぜ」と呼ばれるようになったと言われています。また、虎が怒ったような顔、迫力のある顔ということから、「虎魚」という漢字が当てられました。
英語では「Devil Stinger(悪魔の針)」。背びれに毒針があります。

栄螺

「さざえ」

さざえは殻が小さな家のように見えることから、「ささ(小)え(家)」が転じて「さざえ」と呼ばれるようになりました。「螺」という漢字は巻貝を表し、殻の表面にある角が栄えているように見えることから、「栄螺」という漢字が使われています。

細魚

「さより」

さよりは群れで磯付近を泳ぐことから「磯寄り」が転じて「さより」となったという説や、細長いことを表す「さ(狭)」と「ヨリトウオ(さよりの古名)」という呼び名が合わさって「さより」となった説などがあります。「細魚」という漢字は細い体が由来となっており、他にも「針魚」と表記されることもあります。
ちなみに英語で「Halfbeak」。Halfは半分、Beakはくちばし。

泥鰌

「どじょう」

土の中から生まれることから「どじょう」と呼ばれるようになったという説もありますが、はっきりしたことはわかっていません。「鰌」という漢字はそれ単体でも「どじょう」と読むことができ、「酋」にはミミズという意味があります。つまりミミズのような姿の魚で泥の中に住む魚なので、「泥鰌」という漢字が使われているというわけですね。

海鼠

「なまこ」

ヌメヌメで滑らかなので「なめこ」が転じて「なまこ」になったという説や、生で食べられるし触ると固まるので「なま(生)こ(凝)」と呼ばれているなど、諸説あります。「鼠」という漢字は夜になるとねずみのようにはい回る姿から連想してつけられたと言われています。
ちなみに英語では「Sea Cucumer(海のキュウリ)」。

海星

「ひとで」

人の手のような形なので「ひとで」。形が星のようであることから、「海星」という漢字が当てられました。英語では「Star Fish」もしくは「Sea Star」。その他の言語でも星を表す言葉で名づけられていることが多いです。

翻車魚

「まんぼう」

丸い体つきをしていることから「まん(満)ぼう(方)」と呼ばれるようになったと言われています。また、姿が水車や車輪と似ていることから「翻車魚」という漢字が使われるようになりました。
ちなみに英語では「Sunfish」。海面近くで体を横にして泳ぐ姿が、日光浴をしているように見えたことからそう呼ばれています。

 

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